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磯崎新×坂茂 対談

 昨日は、大分出身の世界的建築家磯崎新氏と、OPAM(大分県立美術館)の設計者坂茂氏の対談「新しいまち創りと建築の話をしよう」を聴きに行ってきました。

 師匠である磯崎新氏と、元所員であった坂茂氏の師弟対談、ファシリテーターは、建築史家の三宅理一氏です。

 磯崎さんの話の中で、OPAMを見ての感想について、子供のころ住んでいたまさにその地域で、遊んでいた原っぱが車社会となり道路に占領され、iichikoグランシアタとOPAMがブリッジでつながれてしまった。子供のころに遊んでいた原っぱで繋がれていたものが遮断され、ブリッジで空中へ逃げざるを得なくなった。普段は道路を遮断して歩行者天国にして、OPAMも天候がいいときは水平折れ戸を開けOPENにし、広場の延長にある美術館とすればいいじゃないか。というお話がありました。

 気持ち良いくらいにハッキリと。なんだか嬉しくて、少し身震いがしました。

 まさに坂茂氏の設計コンセプトの通りであり、プロポーザルではそれが高く評価されたはず。あの場にいた誰もが納得したご意見です。

 実際にOPAMの運営がスタートして、どんな使われ方をしていくのか、いままでの閉鎖的な美術館ではなく県民も積極的に声をあげて、県民が成長させていく美術館にしていかなければ。

 その他にも予定時間を1時間もオーバーするほどに様々なお話を聞けた、とても貴重な時間でした。

 「大分サボってないか!?」という言葉にドキッとしながらも、大きなパワーを頂きました。

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