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- 2014年06月30日
熊本城
土曜日は、久しぶりの熊本へ日帰りで行ってきました。
最近また観に行きたいと思っていた熊本城と熊本県立美術館が目的です。途中、サントリービール工場も目的と言っていいかもしれません・・・。。。
出発直前に通行止め解除となったので高速で一路サントリー熊本工場へ。
サントリーによれば、全国の各社ビール工場において、サントリーだけが3杯まで試飲できるそうです。プレミアムモルツと、青いプレモルをいただきました。残念ながら赤モルはありませんでした。そして、缶ビールでもサーバーから注いだものと同じ泡を楽しめる注ぎ方というものをレクチャーしてもらい、早速実践してみようと思います。
そして、いよいよ熊本城へ。本当に美しい城です。地元島根にある松江城も小さいながら非常に美しい城ですが、やはり私の一番は熊本城です。石垣の積み方、反り、アプローチの屈折と、城正面に出た時の存在感。平成20年に復元された本丸御殿の美しさ。
特に、「闇り通路」なる地下通路は、2つの石垣を跨ぐように建てられた正式な入り口であり、全国的にも珍しいとのこと。
大御台所。天井は吹き抜けています。
4つの広間が連なる大広間。
大広間横を通る通路と縁側。縁側から見る砂利式の庭の向こうには、現代の日本国が見える。さながら戦国自衛隊の気分。だが、向こうに見える国よりも、今立っている場所に圧倒的な魅力を感じます。
折上げ格天井圧巻の装飾を誇る昭和君之間。障壁画には中国宮廷の物語が描かれています。
そして、意外と気に入ったのがこの「石落し」。忍者が石垣を上がってきたときに、ここから石を落して撃退するものですが、大きすぎても忍者の侵入の恐れがあり、また小さすぎると小石しか落とせないとあって、だいたい奥行20cm~25cmが一般的ですが、熊本城は28cmあるということでした。これがまた非常に通風が良く、雨も入らない、現代の建築にも応用できそうです。
国指定重要文化財の「長塀」。
石垣の反り。雨がかかっていないところと、石の色が違います。
お城は何度いっても面白いです。その時代を生々しく写すとともに、先人たちの知恵と技術が細かいところにまで活かされ、それを現代で見ることが出来る貴重な場所です。また、しばらくしたら訪れたいと思います。