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- 2014年12月09日
天草を巡る1
先日、初めて天草を訪れました。
大分からだとかなり距離があるため、今まで敬遠していた土地です。
隠れキリシタンなど天草の歴史を学びながら、建築や漁村の様子、そして素晴らしい景色と美味しい海鮮を満喫してきました。
全ては行けませんでしたが、天草での出会いを少しご紹介します。
<天草ビジターセンター>
設計:古谷誠章+中川建築設計事務所
1637(寛永14)年、島原での合戦の後、天草四郎率いる一揆軍と富岡城番代三宅藤兵衛率いる唐津軍との戦いが町山口川の祇園橋を挟んであった。両軍おびただしい戦死者を出す死闘が繰り広げられ、両軍の亡骸で川がせき止められたほど。
穏やかな羊角湾を臨む﨑津の漁村に建つ教会。明治以来3回の建て直しが行われた現在の教会は、昭和9年、ハルブ神父により創建された。長崎の鉄川与助によって施工された教会は、尖塔の上に十字架を掲げた重厚なゴシック様式で、その堂内は畳敷きになっている。また、正面の祭壇がある場所は、禁教時代に厳しい踏絵が行われていたところでもある。
RC造と木造部分があるが、建設時のコストの問題によるものらしい。
1569年、ルイス・デ・アルメイダ神父によってキリスト教の布教が行われたこの地では、1638年の禁教令以後、激しい弾圧を受けながらも240年間に渡って「潜伏キリシタン」として信仰が守られてきた。
別名「海の天主堂」。