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建築輿論が開催されました

 昨日は、建築輿論に参加しました。

 ゲスト講師の前田圭介さんは、広島県福山市でご活躍されている建築家です。数々の賞を受賞されている作品もさることながら、人との関わり方とビジネスとして成功させるうえでの建築の役割は、大変興味深いもので勉強させていただきました。

 広島県は、私が生まれ育った島根県と背中合わせの県であり、一番近い「都会」が広島です。高速バスで中国山地を超えて2時間で行ける都会。オシャレな若者が買物するのに、わざわざ広島まで行くほどでした。高校卒業後の進路も、大学や短大、就職にしても、東京は都会過ぎて行きにくい、大阪も怖いイメージ、となれば選択肢として一番にあがるのは広島でした。

 私の故郷島根県出雲市の人口は約14万人で、別府市(約12万人)とほぼ同じです。出雲市は、出雲大社に代表される観光地で、隣県鳥取と間違えられることが多く、私も大分に来て何度鳥取砂丘と出雲大社の違いを説明したかわかりません。出雲市民は出雲大社があることに誇りを持っており、周辺には鳥居も多く、出雲市駅も社を模した建築となっています。建築の良し悪しは別として、土地の歴史を大切に、または頼りにしています。別府市は、資源を大切に頼りにしている街でしょうか。しかし、出雲市も他都市と同じで、駅前の商店街は閑散としたシャッター通りとなっていました。建築輿論では、商店街というものがいらない時代になってきているというお話もありました。

 福山市は約47万人に対し、大分市は約46万人でほぼ同じです。駅周辺の開発も似てますね。

 広島の建築レベルは非常に高く、若手や学生のレベルも、大学間で競うほどに底上げされ建築文化が成立しているとのこと。今回の建築輿論最大の問題は、参加人数の少なさにあります。特に学生の少なさには、衝撃を覚えました。立ち見が出るだろうと想像していただけに、残念なことです。大分の建築業界の、将来にわたる大きな問題点が如実に表れています。

 地方建築の歴史は、後でねつ造出来るというお話がありました。良くも悪くも色がない大分は、これから自分たちの手で創り上げていけば金色に輝く可能性があるということです。地方建築家の役割と課題、可能性が議論され、またそれを知ることが出来た一日となりました。自分からも、何か仕掛けて行こうと思います。歴史は作ればいい。